ネパールカトマンドゥ産生体76ミリ
アンタエウスオオクワガタ

Dorcus antaeus
ネパール カトマンドゥ産
目標8.5cmオーバー
2000年最大 76ミリ 目標未達成

 10数年前はミナミオオクワガタと呼ばれ、南方のクワガタというイメージがありますが、棲息地は比較的、標高の高い山だそうで、灯火採集がメインとの事ドルクス属で最大級で8.8cm程度になるそうです。幅もあるので8.8もあればかなりの迫力がありそうです。インド、マレー、ネパール、ブータン辺りのアンタエウスは、内歯が上方を向きやすく、アンタエウスの中でも人気値段共に高いです。また、最大級の個体もこの地域です。ただし、インドは数年前から採集禁止で、標本すら中々手に入りません。ネパール産は特にインド産と似ており、体が赤いとの噂も・・。私の個体は信頼のおける所のシリアルカード付きですがまだ成虫に成り立てなので赤いですが、時間が経つとどうなのでしょう。ちなみに雌の羽には筋もなく光沢があり、なんとも不思議なオオクワガタです。
 産卵数はとても多く、マットにも生むので、多めのマットに大きい産卵木を半分位埋め、水分をあたえます。産卵木の裏側から掘り進む事も多く、チェックは木の裏側もマットも細かくしましょう。ほおって置くと共食いします。私の所では、雌が殺された経験も無く、雌に優しいクワガタだと思います。 菌糸瓶で大きくなりますが、標高の比較的高い所に棲息している為、飼育温度は低め(20〜22度)位が良いかと思われます。