F2個体60ミリ
オオクワガタ

Dorcus curvidens binodulus
大阪府能勢町三草山産
目標8cmオーバー
2001年最大 77ミリ(羽化不全) 目標未達成

 私が大学生で山梨へ採集に行っていた時代の書籍ではDorcus hopei(ドルクス ホペイ)という学名・呼び名のような気がします。いつの間にその名を中国オオクワガタに譲ったのでしょうか?。1980年代にクワガタブームの火付役で、7cmあれば10万、20万とそんな世界で、ブリーディング品は無かったと思います。今までに最大は7.95cm程度でブリーディング下では8.2cm位だそうです。北海道から九州迄棲息し、対馬にもいるようです。当時の図鑑では山梨・佐賀・大阪の標本が載っており、事実これらの産地が有名です。山梨がスマート、佐賀が極太、能勢(大阪)が中間で格好が良いと何かで見て、現在飼育中です。(単純・・・。)北海道では道南・道央にいるらしい?

 飼育は水分過多を気を付ければ、これほど丈夫なクワガタは無いかもしれません。マットにあまり加湿しすぎていない産卵木を半分程度埋め込みます。ペアリングはオスメスの相性によって、殺しあう場合もありますので、極端にサイズの違うペアは避けたほうが懸命です。又、産卵時のメスはタンパク質を求めて、オスを殺す事があり、高タンパクの餌を与えましょう。マットには生まないので、出来る限り大きめの産卵木を用意しましょう。菌糸瓶で大きくなります。あまり温度を高く幼虫を飼育すると、私みたいに小さな個体ばかりになるのでギネスを狙うなら、冬は特に涼しくした方が好結果が得られるかもしれません