F1 66ミリ個体
北朝鮮オオクワガタ

Dorcus curvidens binodulus
北朝鮮新義州天摩山産
目標7cmオーバー

 北朝鮮はまだまだ未開地もあり、今後どのようなクワガタがとれるか期待がもてます。オオクワガタは現地の兵士に物々交換でもらえるそうです。形は日本のオオクワガタと変わりなく、ただ、あまり大きいのは中々採れず、5〜6センチ台のがほとんどのようです。まだまだこれからの地域ですので採れ方がわかれば、ひょっとすると、8センチクラスもいるかもしれません。初入荷時は10〜20万もしたこのクワガタも、価格の下落が一番激しく、今では、F1個体で3〜5千円という60分の1程度までになり、今が買い頃のクワガタです。
 マットにあまり加湿しすぎていない産卵木を半分程度埋め込みます。ペアリングはオスメスの相性によって、殺しあう場合もありますので、極端にサイズの違うペアは避けたほうが懸命です。又、産卵時のメスはタンパク質を求めて、オスを殺す事が稀にあり、高タンパクの餌を与えましょう。マットには生まないので、出来る限り大きめの産卵木を用意しましょう。
 幼虫飼育は水分過多と雑菌、菌糸には気をつけましょう。F1幼虫は菌糸にあまり強くありません。菌糸瓶でもあまり大きくなりませんが、7センチ程度にはなるかもしれません。あまり温度を高く幼虫を飼育すると、私みたいに小さな個体ばかりになるのでギネスを狙うなら、冬は特に涼しくした方が好結果が得られるかもしれません。