シェムガン産F1個体81ミリ

ブータンオオクワガタ

Dorcus curvidens
ブータン シェムガン産

 今注目の産地ブータン共和国。特にアンタェウスが馬鹿高く市場に出回っていますが、クルビデンスの方が多く出回っており、価格も10分の1程度で購入可能です。
タイや中国のクルビデンスに比べ、大アゴがやや直線的に伸び、先端で曲がる感じで、スマートに見えます。内歯は他のクルビデンス同様、大型になると上方に向きます。この地域はクルビデンスが赤い事で有名ですが、全てが赤くはないようです。恰好はタイとインドのクルビデンスの中間といったところで中々スマートで恰好良いクワガタです。市場価格は3〜10万といったところでしょうか。

 飼育は他のオオクワガタと同じです。 マットにあまり加湿しすぎていない産卵木を半分程度埋め込みます。ペアリングはオスメスの相性によって、殺しあう場合もありますので、極端にサイズの違うペアは避けたほうが懸命です。又、産卵時のメスはタンパク質を求めて、オスを殺す事があり、高タンパクの餌を与えましょう。マットには生まないので、出来る限り大きめの産卵木を用意しましょう。菌糸瓶で大きくなります。あまり温度を高く幼虫を飼育すると、私みたいに小さな個体ばかりになるのでギネスを狙うなら、冬は特に涼しくした方が好結果が得られるかもしれません。