写真はシェンクワン産F1生体7.8cm
グランディスオオクワガタ

Dorcus grandis grandis

目標9cmオーバー
2000年最大 79ミリ 目標未達成

 近年になり発見された種類で、発見された当初は台湾オオクワガタの1種と思われていたらしいですドルクス属で最大級で8.8cm程度になるそうですが、そのサイズでもいわいる中歯型であり、大アゴ中央部に内歯があります。
 ラオスとベトナム・中国に局地的に棲息。日本に入荷当初はかなり高く50万も払った人もいたそうです。(私も82ミリの標本に15万も払った)今は値段もこなれ8センチ以下で2〜3万、8.5cmオーバーでも10万程度です。ベトナム・中国産は高く、7.5センチ以下でも5〜10万位します。中国では今の所、江西省や海南島で発見されています。ただ、ラオスの治安が悪化し、値段は今後、上昇傾向にある様です。
 私は未だにグランディスとタイワンオオクワのグランディスタイプ(Gタイプ)の見分けがつきません。 

 飼育は経験上、大型のペアリングに注意してください。私は貴重な雌3匹中、2匹殺されました。7cm以上あれば、1週間のペアリングで離すのが良いでしょう。雌は産卵条件(季節・産卵木)が揃わないと中々産卵しませんが、一度産卵を始めるとかなりの数を生みます。幼虫飼育は楽で菌糸瓶で大きくなります。ただし、温度は少し低めの方が良い結果につながるようです。