写真は7..3cmのF1個体。内歯重り十分
中国ホーペオオクワガタ

Dorcus curvidens hopei
中国福建省
目標7.5cmオーバー

 ホペイかホーペかどちらの呼び名が正しいのか解りませんが、「ホーペ」と呼ぶ方が多いのでとりあえず中国に広く分布するようで、ホーペの他、クルビデンス、ビノデュラスも居るそうですが、それぞれ和名は「オオクワガタ」で明確な区別は私には判りません。福建省産のホーペはホーペの中でも比較的早い時期から入っており、流通量も多いです。
 このクルビデンスホーペは内歯が重なるのが特徴らしいです。個体又は大きさによっては重ならない場合もあるので一概には言えませんが。最大で8cm近くなるみたいで、ほぼ国産オオクワガタと変わりが無いと思います。
 初入荷当時は10万を軽く超える高額なクワガタでしたが、現在は現地の採り方も向上したのか数万円程度に下がってきています。

 飼育は日本のオオクワガタとなんら変わりなく、初心者でも問題なく飼育出来ると思います。産卵木はあまり加湿せず、マットに半分位埋めましょう。餌の皿木はなるべく置くほうが良いと思います。相性が良ければ、その下に雄雌並んで隠れているでしょう。
 幼虫は菌糸瓶で大きくなりますが、初令初期に入れると菌にまかれて死ぬケースもあります。温度変化には強いと思いますが、低め(20〜22度)位が良いかと思います。