スマトラ島野外採集個体。102ミリ雄。
マンデブラリスフタマタクワガタ

Hexarthrius mandibularis sumatranus
スマトラ島産
目標11.0cmオーバー

 数千種に及ぶクワガタの中で10センチオーバー
は数少なく、11センチオーバーは3種程度しかいない様です。ギラファノコギリ、パラワンヒラタ、そして本種となります。(アルケスオニツヤ辺りもひょっとして?。)
 当時の標本はボルネオがメインでスマトラもポツポツ本での評価は10センチクラスは「最稀種」でした。スマトラ産の方が数は多いようです。現在では取り方がわかって、10cmクラスも結構安価に入ってきますが、11センチクラスはまず入ってきません。市場価格は10センチ前後で2〜3万円といったところでしょうか。昔は標本で10万もしたのに今じゃ普通種なのでしょうか。
 ギネスは記憶では116ミリだと思いました。

 飼育は簡単で24度程度で飼育します。アゴが長いので餌は60グラムのゼリーを与えましょう。  雄は大変気が荒く、長い大アゴを振り回して、怒りすぎて引っ繰り返る程ですので、ペアリングは短めが良いでしょう。 
 雌は少産ですが、材の下方から産卵する為、マットはやや厚めに引きましょう。マンデブの幼虫は菌糸瓶は駄目で、添加物入マットを予め沢山用意が必要しましょう。大きめの産卵木をマットに半分位埋めてください
 幼虫は2〜3ヶ月で1リットル瓶が必要な程、大きくなります。最終的には2リットル瓶が必要でしょう。