クイーンズランド産F1生体61ミリ
ニジイロクワガタ

Phalacrognathus muelleri
オーストラリア クィーンズランド産
目標7.0cmオーバー
2000年 最大 61ミリ 目標未達成

 かつて、5センチ程度のペアの標本が20万以上もして入手できなかったが、憧れの的でした。世界一美しいクワガタの名の通り、緑をベースに様々な色が光るクワガタで、形はパプアキンイロクワガタに似ています。
 本種はオーストラリアの一部の地域のみに棲息しており、標本以外は門外不出でしたが、近年ブリーディング成虫が沢山入って、値崩れをおこし始めています。成虫ペアで5万前後、幼虫が数千円程度でしょうか。しかし、オーストラリアは採集不可能な国立公園が多く、野外採集物を手に入れる事は困難なようで、売りにでたら20万は下らないでしょう
 幼虫の棲息場所はかなり湿った朽木という事ですが、オオゴンオニもそうですが、いわいる光るクワガタは、よく湿った産卵木が好きな種類が多いみたいです。

 飼育はほぼオオクワガタと同じで良いと思いますが、産卵木はオオクワガタより少し加湿ぎみが良いでしょう。マットも多めに添加物を入れて敷くと良いでしょう。
 6cm以上の成虫を作出するには温度管理が必要と思われますが、幼虫はただ菌糸瓶に入れてもそれなりに大きくなります。だだし、行動範囲が広く結構大食いなので、瓶は成虫になるまで、何本か必要です。幼虫や蛹の形は特徴的で、他の虫かと思わせる程です。尻の部分が頭部に比べ極端に小さく、とにかく変です。