マレーキャメロン産野外採集個体。写真の色が悪くすみません
フェモラリスツヤクワガタ

Odontolabis femoralis
マレー キャメロンハイランド産
目標9.5cmオーバー

 昔はアカアシオニツヤクワガタと記述していたような記憶があります。その名の通り、ツヤツヤしていて裏返すと、腹部中央から足にかけ、ワイン色をしている変わったクワガタです。ツヤクワガタ類はあまり人気が無いのですが、この種は別格で、かなり人気が高い様です。昔から結構入荷されているので普通種なのかもしれません。雄雌共幅が太く、大きいので迫力があります。いつも触覚を小刻みに動かすのでユーモラスでもあります。10cm近くになるようで、9.5cm以上の個体も年に何度か売りに出されています。
 価格は数千円〜2万弱迄幅広いですが、特大で無い限り1万円は超えない程度だと思います。マレーの他、ボルネオにも別種と思う程似ていない亜種がいます。

 飼育は22度前後で容易です。ペアリングも性格がおとなしい為、ずっと一緒でも問題ありません。
 ※他のホームページでは凶暴とありました。特に
短歯型は挟む力が強く、雌を殺す危険性があるそうです。私のは長歯型だったので穏やかに見えたのかもしれません。

 気をつける事はマットを多量に用意し、適度な湿り気を保つ事です。産卵木は半分以上埋め込みます産卵はマットにする事が多いので、マットを丹念に調べましょう。幼虫は添加マットで飼育しますが、雌が大きいせいか、30〜40以上産卵しますので沢山用意しておきましょう。菌糸瓶飼育は実験中です。
※菌糸瓶飼育は死亡するか、成長せず失敗でした。