ジャワ島野外採集個体。98ミリ雄。
ギラファノコギリクワガタ

Prosopocoilus giraffa borobudur
ジャワ島産
目標11.0cmオーバー
2001年 最大 87ミリ 目標未達成

 この特異なアゴの形状で外産の代表みたいな印象
を持っていた人も多いのではないでしょうか?
 インドネシア諸島を中心にタイや中国までいるようです。各地によってアゴの形状は違っているので集めると面白いかもしれません。その中でも代表がフローレンス島産でクワガタの中でも最大のギネス個体11.8センチもここから産出されています。きっと、夢の12センチオーバーもこのギラファでしょう。
12センチオーバーは数年に1頭の割合で採れているようです。
 
呼び名はジラファやギラファ、キバナガノコギリ等様々です。このジャワ産も多分大きくなる方だと思います。市場価格は数千円から2万程度です。

 飼育は簡単で24度程度で飼育します。アゴが長いので餌は60グラムのゼリーを与えましょう。雄は気が荒いので、ペアリングは短めが良いでしょうただし、さほど挟む力は強くありません。
 雌は驚く程多産で、幼虫飼育用のマットは予め沢山用意が必要です。(40〜50個)産卵木をマットに半分以上埋め、マットも厚くひきます。
 幼虫は2〜3ヶ月で1リットル瓶が必要な程、大きくなります。この幼虫は驚くと糞をする他に、鳴くというか、体を擦って振動し、音を出す面白いクワガタです。菌糸瓶は試した事はないですが、何方かご存知ないでしょうか。