奄美大島産F2個体。33ミリ雄。
アマミシカクワガタ

Rhaetulus recticornis
奄美大島産
目標4cmオーバー

 今から20年近く前では大変貴重だった奄美大島と徳之島にのみ棲息するクワガタ。日本ではシカクワガタというとこれだけです。チョウセンヒラタやマルバネクワガタ、キンオニクワガタのように生息数は決して多くないと思います。ジメジメした涼しい谷等に棲息するようです。最大でも4センチ前後
と比較的小さいクワガタですが、仲間であるインドに棲息するウエストウッディシカ等は10センチ近くなるようです。
 飼育個体が市場ではたまに売りに出ています。価格は1〜5万円程度だと思います。

 飼育は比較的簡単で、20度程度の温度で、産卵木は多少湿度を多くして、マットに半分程度埋め込みます。マットは出来れば添加剤を入れたほうが、幼虫がマットに潜れますし、成虫もマットにも生んで沢山採卵出来るでしょう。雄雌はずっと一緒で問題ありません。 寿命が半年程度なので2〜3ヶ月でペアリングしましょう。
 幼虫は添加剤入マットで飼育しますが、現在、菌糸瓶で実験中で今のところ大丈夫です。